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未来材料創成工学専攻 李誠鎬(イソンホ)さんがバイオセラミックス国際シンポジウムでBest Oral Presentationを受賞

2014年11月12日掲載


未来材料創成工学専攻・博士後期課程3年の李 誠鎬(イ ソンホ)さんがスペイン・バルセロナで行われました国際シンポジウム「26th Symposium and Annual Meeting of the International Society for Ceramics in Medicine (BIOCERAMICS 26)でBest Oral Presentationを受賞しました。

【受賞研究テーマ】
「Preparation of Antibacterial Phosphate Invert Glasses」
(未来材料創成工学専攻・春日敏宏教授との共同研究)

【研究内容】
骨折治療などには、大きな荷重に耐えるため、チタンなどの生体となじみのよい金属が使われます。しかし、手術中に細菌感染して失敗する例も後を絶ちません。そこで、骨とのなじみが極めて優れながら、抗菌機能をも発揮する新しいガラス材料を開発しました。このガラス材料は金属に被覆して使うように設計されています。これまではこれらの機能をもつ材料が比較的早く体内で溶けてなくなってしまうものばかりだったのですが、長期に亘って安定に存在できる世界初の抗菌性生体ガラスであることが高く評価されました。

BIOCERAMICS 26とは:
世界のセラミックス系生体材料の研究者を集めて毎年開催され、その最前線について議論されている、この分野で最も重要な会議のひとつです。今回は口頭発表95件、ポスター発表103件が採択され、招待講演18件を含め、11月6~8日にスペイン・バルセロナで開催されました。その中で、口頭発表とポスター発表のそれぞれ1名のStudent Awardの受賞があり、本研究はBest Oral Presentation賞として選ばれました。
Lee_Bioceramic26.jpg

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