国立大学法人名古屋工業大学

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人工知能の諸相

日程 平成29年6月3日(土)13:00~16:25
平成29年6月10日(土)13:00~15:20
対象者 高校生及び一般
募集人数 100名
会場 名古屋工業大学
12号館2階1221講義室
講習料 無料
受付期間 開講日の5日前まで

概要

「人工知能」という言葉はずいぶん昔から使われてきましたが、以前はSF的な印象が強いものでした。1997年にチェスの世界チャンピオンがコンピュータに敗れたニュースの衝撃によって、この言葉の現実味が少し感じられるようになったと思います。

近年になり、人工知能に関する話題はより多くまた身近なものとなり、それに伴い、「人工知能」は「AI」と略記されるようにもなりました。ごく最近では、たとえば、自動車の自動運転技術の開発についてのニュースレポートをよく目にします。また、人工知能の普及により、近未来において、人間の現在の仕事のかなりの部分が奪われるかもしれないとも言われています。そして、人工知能を利用した技術は様々な方面で開発・実用化が試みられています。

名工大においても、いろいろな観点から人工知能およびその周辺分野の研究が行われてきました。平成29年度の全学公開講座は、名工大で行われているそれらの研究に関連するいくつかの講演を、市民の方々に紹介できればと考えています。

なお、吉野氏は名古屋工業会(名古屋工業大学全学同窓会)からの講師です。

プログラム

平成29年6月3日(土)

時間タイトル・講師要旨
13:00~13:05 講座の趣旨説明等 -
13:05~14:05 遺伝的アルゴリズムによる人工知能の進化
中村 剛士
(工学研究科 情報工学専攻 准教授)
人工知能技術の一つである遺伝的アルゴリズム(GA)とその応用例について紹介します。
GAは生物進化をモデル化したもので、進化によって生物が環境に適応していくのと同様に、人工知能を進化させることができます。GAを利用した応用事例として、アーム制御、TVゲーム、ロボット等を紹介します。
14:05~14:15 休憩 -
14:15~15:15 「つながり」関係の分析によるコミュニティの活性化
武藤 敦子
(工学研究科 情報工学専攻 准教授)
近年、人間関係の豊かさこそが社会の資本であると考えるソーシャルキャピタルが注目されています。
友人関係、近所付き合いなど目には見えない「つながり」関係を、コンピュータを使って分析する、または、シミュレーションすることで、コミュニティの活性化を目指す研究を紹介します。
15:15~15:25 休憩 -
15:25~16:25 ものづくりにおけるビッグデータの活用
吉野 睦
(株式会社デンソー品質管理部 TQM推進室 SQC推進担当 技師・担当次長)
最近、「工場IoTの活用」が注目されています。その狙いは、止まらないラインの実現です。このために、異常の予兆を検知する方法、および自律的な工程是正の方法が必要となります。
本講演では、ビッグデータを用いた異常検知、状態監視と自律的適応制御(レイジー・ラーニング)に関して、データ処理の実例を紹介します。

平成29年6月10日(土)

時間タイトル・講師要旨
13:00~14:00 ことばとは何か
―人の言葉と人工知能のコトバの違いを考える―
吉田 江依子
(工学研究科 情報工学専攻 教授)
「Siri、話し相手になってくれる?」「いつでもここでお聞きしますよ」
このようなやり取りは恰も人工知能をもったロボットが将来人間の話し相手になってくれるのではないかと思わせてくれます。しかし、そもそも人工知能の話す言葉は人の話す言葉と同じなのでしょうか。本講演では、人の言葉の仕組みについて人工知能の「コトバ」との違いを解説します。
14:00~14:10 休憩 -
14:10~15:10 エージェント技術に基づく合意形成支援システムの創成
伊藤 孝行
(工学研究科 情報工学専攻 教授)
合意最適化エージェントというAIプログラムにより、人々のより良い合意形成を実現することを研究目的としています。名古屋市と協力して社会実験を行い、市民の議論データを収集する一方で、実世界で使えるオンライン議論支援について方法論を多数見出してきました。 本発表では、これまでの研究活動と今後の展望について議論します。
15:10~15:20 まとめ、修了証書授与 -

この情報は学務課が提供しています。

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