自動車空調用圧縮機の吐出用リード弁では、リード－弁座間隙間の油膜の貼り付き力（負のスクイズ作用）により開き遅れが生じ、過大な過圧縮損失を引き起こす場合があります。受賞論文では、油膜を含めた弁の開き遅れ挙動を予測する計算モデルを提案し、開弁メカニズムを解明しました。

●受賞研究テーマ●

「圧縮機の吐出用リード弁における開き遅れ挙動の計算（弁変形-ガス流れ-油膜流れ連成挙動と開弁メカニズム）」

吉住文太，近藤靖裕，諸井隆宏，玉野真司，森西洋平

　

森西洋平

電気・機械工学専攻　教授

玉野真司

電気・機械工学専攻　准教授

吉住文太

機能工学専攻・博士後期課程卒，現（株）豊田中央研究所