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第二回東日本大震災緊急講演会を行いました

カテゴリ:イベント|2011年04月22日掲載


名古屋工業大学は東日本大震災を受けて、第二回緊急講演会を4月22日行いました。

当日は、喜岡渉(社会工学専攻教授)、北野利一(社会工学専攻准教授)、張鋒(創成シュミレーション工学専攻教授)、前田健一(社会工学専攻准教授)、秀島栄三(産業戦略工学専攻准教授)が約2時間にわたり講演しました。
参加者が250人と、予定していた人数を大きく上回り、急遽別教室でのネットワーク中継をするなど第一回に引き続きこの課題に対する関心の高さが窺えました。

各担当教員の講演概要は下記のとおりです。

喜岡教授
仙台等で行った現地調査と土木学会海岸工学委員会による調査の結果をまとめ、大津波のメカニズムと被災状況の対応関係について解説
当日配付資料(喜岡:PDF)

北野准教授
名取川河口などの砂浜や防潮林、阿武隈川河口の堤防、仙台港、塩竃港などの被災状況について報告するとともに今回の津波災害の特徴について解説
当日配付資料(北野:PDF)

張鋒教授
地盤の液状化と津波の複合災害について報告するとともに耐震化された高速道路など土木構造物が果たすべき役割について解説
当日配付資料(張鋒:PDF)

前田准教授
防波堤、埋立地区において津波が地盤に及ぼす作用や地盤の液状化について報告するとともに近年の大型地震を教訓にした対策と効果について解説
当日配付資料(前田:PDF)

秀島准教授
主に津波によって破滅的な打撃を受けた市街地と道路等のインフラの被災状況について報告するとともに巨大災害に対する地域の備えについて解説
当日配付資料(秀島:PDF)

さらに各教員は、一様に今回の災害調査から「想定外も想定すること」の重要さを訴えました。

第三回講演会は、「地震動による建物被害・・・阪神大震災との比較を通じて(仮題)」をテーマに5月11日(水)16:00~18:00に開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

名古屋工業大学では今後も可能な限りの復興支援を行っていきます。

 講演者略歴

 教授 喜岡渉
1974年京都大学 工学部 土木工学卒業
1980年カリフォルニア大学バークレー校大学院 工学研究科 海洋工学 博士課程修了、1980年より名古屋工業大学
【専門分野】水工水理学  船舶海洋工学

准教授 北野利一
1991年京都大学 工学部 土木工学卒業
1995年京都大学 工学研究科 修士課程修了 大阪府港湾局、徳島大学工学部 助手を経て、2000年より名古屋工業大学
【専門分野】水工水理学

教授 張鋒
1982年南京理工大学 数学理学系卒業
1992年京都大学 工学研究科 交通土木工学専攻 博士課程修了 蘇州大学、岐阜大学を経て、2005年より名古屋工業大学
【専門分野】地盤工学

准教授 前田健一
1990年北海道大学 工学部 土木工学科卒業
1995年北海道大学 工学研究科 土木工学専攻 博士課程修了、 北海道大学工学部 助手、運輸省港湾技術研究所 研究官を経て、1998年名古屋工業大学へ
【専門分野】地盤工学 地震工学 自然災害科学 粒状体力学

准教授 秀島栄三
1990年京都大学 工学部 土木工学卒業
1992年京都大学 工学研究科 土木工学専攻 修士課程 修了、京都大学助手を経て、1998年より名古屋工業大学
【専門分野】交通工学・国土計画


講演者の面々講演者の面々

被害の様子を伝える張教授被害の様子を伝える張鋒教授

詰めかけた聴衆詰めかけた聴衆

地図や写真を用いた説明地図や写真を用いた説明

熱弁する前田健一准教授熱弁する前田健一准教授

急遽実施したネットワーク中継急遽実施したネットワーク中継


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