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2月6日(水)に「沿岸域の防災・減災に関するシンポジウム」を開催しました

カテゴリ:イベント|2013年02月14日掲載


沿岸域の防災・減災に関するシンポジウム

「ねばり強い沿岸域を目指して、沿岸域の設計・技術の課題と考えるべきこと」

 

高度防災工学センターは、平成25年2月6日(水)に、来襲が懸念される巨大連動地震に対して、ねばり強い沿岸地域をつくるためのインフラのあり方、技術や設計について、ホリスティックに考えるための討議の場となる、沿岸域の防災・減災に関するシンポジウムを行いました。

東海地区において最も伝統のある工学系大学の名古屋工業大学は、日本の産業、経済、交通の要所であるとともに都市機能が集中する低平地の濃尾平野の守り手としてのミッションがあります。今回のシンポジウムは、本学の高度防災工学センターが主催し、独立行政法人港湾空港技術研究所と共催して開催され、沿岸部のインフラの課題を整理し、「ねばり強い沿岸域を目指して、沿岸域の設計・技術の課題と考えるべきこと」について討議しました。
企業や官庁、自治体の技術や行政に携わる方を中心に190人に及ぶ参加があり、防災・減災に関して第一線で活躍の5人の講師による講演とパネルディスカッションは4時間半にも及び、活発な議論が行われました。
どのような考え方で外力を想定するのか、想定外を減らすためにもインフラの持つ能力を公開しその上で為すことを考えることの重要性、ねばり強さを明確な概念にするためにもどのように壊すのかを考え予測する設計力・技術力が必要であることなどが、ディスカッションされました。
今後も名古屋工業大学では、このようなシンポジウムを通じて科学的、工学的、技術的な視点から災害に強い国造りを支えていきます。

 

シンポジウム講演題目

講演題目 講演者
「想定外から2年、津波外力の考え方の変遷から今後の課題」 下迫健一郎
港湾空港技術研究所 海洋研究領域長
(名古屋工業大学高度防災工学センター 客員教授)
「液状化-津波の複合災害への最先端の取り組みと設計の考え方」 菅野高弘
港湾空港技術研究所 特別研究官 (地震防災研究担当)
アジア・太平洋沿岸防災研究センター副センター長
(名古屋工業大学高度防災工学センター 客員教授)
「沿岸域インフラにおける津波被害:洗掘の実態と対策」 池谷毅
鹿島建設株式会社 技術研究所 主席研究員
「鉄道構造物の地震・津波被害」 小島謙一
公益財団法人鉄道総合技術研究所 構造物技術研究部 主任研究員 
「想定力をつけるための過去の経験の活かし方」 北野利一
名古屋工業大学 高度防災工学センター 准教授

 各講師の配布資料は、高度防災工学センターのHPに掲載される予定です。

当日の様子

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開会挨拶をする高橋学長

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主旨説明をする司会の前田健一教授

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パネルディスカッションで質問に答える北野利一准教授

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190名の参加者との活発な討論

 

関連リンク

高度防災工学センターHP

 

 

 


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