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大学院工学研究科産業戦略工学専攻伊藤孝行准教授が第10回日本学術振興会賞の受賞者に選ばれました

カテゴリ:ニュース|2013年12月17日掲載


12月13日、日本学術振興会より、第10回日本学術振興会賞の発表があり、本学から伊藤孝行准教授の受賞が決定しました。日本学術振興会賞の受賞は本学初です。授賞式は来年2月10日(月)に日本学士院(東京都)にて行われる予定です。

【受賞概要】
・研究課題名:「自動交渉機構に関する理論とその応用に関する研究」
・研究内容
人間の交渉や合意形成を計算機で代行実行し支援するマルチエージェントシステムの研究分野において、人間の交渉や合意形成を分析・支援するための自動交渉機構に関する新学術分野を開拓した。
具体的には、社会システムを複数の意思決定主体(エージェント)の協調と交渉という観点でモデル化し、ゲーム理論や計算機上での大規模シミュレーションを行いながら改善・向上させる仕組みを構築した。理論的には、競争的な状況と協力的な状況における自動交渉理論を提案し、人間の価値観の依存性や主観的評価を行うための計算モデルを構築した。
考案した自動交渉機構や計算モデルは、環境問題や合意形成といった社会システムの課題解決に応用出来るものであり、その一部は主に共同研究などを通して応用され、社会還元されている。
 伊藤准教授は国際的な学会活動も活発に行なっており、今後もマルチエージェントシステムの分野において幅広い活躍が期待される。 

【伊藤准教授のコメント】
今回、栄誉ある賞を受賞させて頂けることになり、大変光栄に思います。皆様のご指導やご鞭撻の賜物でございます。これを励みにしまして、今後も教育と研究に邁進して参る所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

【日本学術振興会賞とは】
将来の学術研究のリーダーとして活躍することが期待される、創造性に富み優れた研究能力を有するフレッシュな研究者をいち早く顕彰することにより、若手研究者の研究意欲を高め、研究の発展を支援することを目的とするものです。第10回の授賞総数は伊藤孝行准教授を含め25名です。

日本学術振興会HP:  http://www.jsps.go.jp/

日本学術振興会賞について: http://www.jsps.go.jp/jsps-prize/index.html


 

 


 

 

 


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