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大府市にて捜索訓練で認知症高齢者徘徊見守りシステムを実証

カテゴリ:プレスリリース|2016年11月21日掲載


 名古屋工業大学は、認知症などのため徘徊する高齢者を見つけるシステムを研究・開発するため、大府市内で実証試験を行います。

 この実証実験は平成26年度から開始し、3年目となる今年度は、固定型受信機設置による位置情報取得の実証徘徊捜索模擬訓練でのシステム試験活用の実証を共和西自治区内で行います。

 この研究は高齢社会の課題解決につながる先駆的な取組として期待されています。

徘徊捜索模擬訓練 概要

日時/平成28年11月27日(日)午前9時~正午頃

場所/共和西自治区内 ※拠点は共長公民館(大府市共和町二丁目8番地の2)

内容
9時~ 通報・情報伝達訓練
・同訓練の内容説明、徘徊者への声掛け方法の指導 など
10時~ 徘徊捜索模擬訓練
・徘徊者役4人が共和西自治区内を徘徊
・地元住民など約70人が徘徊者を捜索。発見したら通報する。
11時半~ 反省会
・徘徊捜索模擬訓練を振返り

主催/共和西自治区・共和西地区福祉委員会

協力/大府市、大府市社会福祉協議会、高齢者相談支援センター

システム実証 内容

徘徊捜索模擬訓練内で以下の実証を行います。

内容
・徘徊者役4人のうち、JR共和駅周辺を徘徊する1人にセンサーを持たせる。
・名工大の学生5人が、センサーを持った徘徊者を、スマートフォン専用アプリから得られた位置情報を元に捜索。

主な確認ポイント/実際の捜索におけるシステムの有効性検証

実施体制
・名工大(固定型受信機・センサー開発、取得データ管理など)
・知多メディアスネットワーク㈱(固定型受信機設置など)
・共和西商業協同組合(固定型受信機設置協力店への協力依頼)
・㈱NTTドコモ(固定型受信機用SIM、情報発信用サイネージ提供)
・大府市ウェルネスバレー推進室(全体統括、各関係者への協力依頼)

※取材をご希望の際は、別紙「取材受入の一部規制について」をご確認の上、恐れ入りますが11月24日(木)までに申請いただきますようお願いいたします。

本件への問い合わせ

大府市企画政策課ウェルネスバレー推進室
成田 祐朗(ナリタ ヒロアキ)
電話:0562-45-6255/FAX:0562-47-7320
E-mail:wellness_valley@city.obu.lg.jp

認知症高齢者徘徊見守りシステム『見守りプラス』概要

開発者/名工大未来医療介護健康情報学研究所

特徴
・ブルートゥース通信を採用したセンサーと、スマートフォン、固定型受信機、クラウドサーバを組み合わせた仕組み。徘徊者が持つセンサーの信号を、その周辺(50メートル以内)にある端末(スマートフォン、固定型受信機)が検知すると、検知場所の位置情報を徘徊者の家族等に伝えることができます。【特願2014-180949】

・GPSを内蔵したセンサーに比べ、センサーが小サイズ、軽量、充電なしで長期間(1年)使用可能、安価なため複数個装着可能、新たなインフラ整備が不要といった利点があります。


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