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社会工学専攻・マネジメント分野 杉浦啓太さんが国際学会APIEMSでBest Student Paper Award を受賞

2014年10月20日掲載


社会工学専攻・マネジメント分野・博士前期課程1年 杉浦啓太君の研究成果が韓国・済州島で行われました国際学会第15回APIEMS(The 15th Asian Pacific Industrial Engineering and Management Systems Conference)でBest Student Paper Award を受賞しました。

受賞研究テーマ:
Evaluation of the Behavior of Persons on a Floor in a Disaster Situation by Multi-Agent Simulation
(経営システム系・荒川雅裕教授との共同研究)

研究内容:
現在の都市部では建築物の複雑化・老朽化のため、災害が生じた場合では被害が大規模化する傾向にある。このため、災害時における避難者の行動を予測することは、現状の被害の予想や予防に重要な役割を持つ。大規模災害における防災対策では実験による検証が困難であることから、避難者の集団行動を調べるために数値シミュレーションが利用されている。
本研究ではマルチエージェントモデルによる建物内の避難シミュレータを開発し、災害時における建物内の避難者の行動を分析するとともに、避難者が早く避難できるための誘導灯の配置問題を検討した。誘導灯の最適配置問題に対する数理モデルを構築し、最適配置の効果をシミュレーションにより評価した。

APIEMS (APIEMS)とは:
Asian Pacific Industrial Engineering and Management Systemsはアジア太平洋地域の研究者を対象とする経営工学や経営マネジメントに関する学会であり、アジア太平洋地域の各国(日本、韓国、中国、オーストラリアなど)の経営工学系学会が連携する学会でもある。毎年、アジア太平洋地域で国際会議が行われており、今年度は全講演論文数329件中、学生に対するBest Student Paper Awardの受賞が2件あり、本研究はその1件に選ばれた。

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受賞者 杉浦啓太さん
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