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藤正督が日本セラミックス協会学術賞を受賞

2015年03月05日掲載


日本セラミックス協会学術賞

受賞者
藤正督
受賞の対象
微小空間形状制御を利用した材料機能化に関する研究 空気をセラミックスの機能化の手段とし、一貫した研究を行った。機能化の手段として空気を設定しているのは、安全であること、資源枯渇の心配がないこと、安価であることが理由である。研究対象は、セラミックス多孔体やセラミックス中空粒子を用いた複合材料といったオーソドックスな材料であるが、気孔構造やサイズなど微小空間形状を意識した材料機能化に独創性があり。また、これまでの常識を超える機能発現も見出した。 具体的には、セラミックス多孔体においては,その場固化法を用いて独特な連通構造の作製に成功し、優れた吸音性や断熱性を得ている。また、高い保水性や制御された蒸発も可能としている。一方、シリカや炭酸カルシウムの中空粒子の合成法を提案し、これらを用いた複合材料で超断熱特性など優れた機能発現を実現している。このような研究展開を成し得たのは、微小空間形状制御による機能化に関する学術的研究の地道な積み上げによる結果である。また、この成果は新しい機能材料創成の礎となることが期待される。
受賞者の関連サイト
先進セラミックス研究センター材料創製研究グループ
関連するウェブサイト
日本セラミックス協会

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