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学長のことば 新年のご挨拶(平成30年1月)

あけましておめでとうございます。

皆様、お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

DSC_7309_re.jpg 今年は、十干十二支では「戊戌(つちのえいぬ)」。「戌」年生まれの性格は誠実で真面目、恩や義理に厚いと言われているようですが、実直を気風とする名工大としては、真摯にそして着実に改革に取り組み、昨年よりも一歩前へ進んでまいりたいと思います。

教育改革の歩みを着実にー

 教育改革の柱として平成28年度にスタートした新教育システムは今年で三年目を迎えます。社会、産業界からの多様な人材像の要請に応えるために導入した複線的な教育課程の下、学生は各々自分に合ったカリキュラムを選びながら意欲的に勉学に取り組んでいます。他校に先駆けて設置した6年一貫の創造工学教育課程に対しては、文科省で6年一貫制度の導入が検討されています。また、名工大が重点的に取り組んでいる企業型人材による実践的教育、社会人を対象としたリカレント教育など、産学連携を活かした教育体制の必要性についても強調されています。このように、名工大がめざす新たな工学教育の構築に向けた改革には追い風が吹いています。名工大が工学系単科大学のメリットを最大限に活かし、工学教育のフロントランナーであり続けるために、全学一体となって取り組んでまいります。

工学のイノベーションハブをめざして-

 国内外の大学・研究機関、産業界、行政、金融界とのネットワークを介して「人」「知」「技術」をつなぎ、学術・技術で新しい価値を創造し世界に発信する拠点。名工大がめざすのは、このような「工学のイノベーションハブ」です。昨年、従前の産学官連携センターと大型設備基盤センターを統一化、拡大的に改組して産学官金連携機構を整備しました。名工大の有する知と設備のリソースを最大限に活用しながら金融界とも一体となって、持続的な地域振興とわが国の産業競争力強化への貢献を組織的に推進する、産学官連携に実績のある名工大ならではの機構です。今年は、新たに、AI・IoTなどICTを中核とする研究センター、先進的な生産技術で地域の製造業を支える研究センターを設立する予定です。また、研究特区である材料科学・情報科学フロンティア研究院を中核とする研究組織を活かして国内外の研究者間の交流をさらに促進し、国際的共同研究の展開、ひいては国際共著論文の増加につなげています。教員ひとり一人の高い研究力を活かしてチームとしてまとめ、世界へ、そして産業界へ展開する。国際連携と産学官金連携を駆動源とする、持続的にイノベーションを創出する研究体制を充実してまいります。

多様性から新たな価値の創造へ-

 昨年の学部入学生における女子学生比率は17.9%、外国人留学生は351名(昨年10月時点)で地域もアジアから欧州、アフリカなどへ拡がり、4月からはモンゴルとのツイニングプログラムもスタートします。今年3月には、外国人留学生と日本人学生が同居する国際学生寮の一期工事分が竣工し、女子学生専用スペースも設けています。わが国の科学技術力の向上にとって、工学分野で活躍する女性と優秀な外国人技術者は欠くことのできない人財であり、工学系大学にとってその育成は重要なミッションのひとつです。昨年、男女共同参画推進センターを拡大的に再編してダイバーシティ推進センターを設立しました。女性研究者の活躍推進、外国人研究者・企業型教員の積極的な登用など多様な人材を集めることによってキャンパスのダイバーシティ化をより一層進めます。そして、多様な人々が共生し、互いに能力を高め合うことで大学に活力を生み、新たな価値を創造するダイバーシティ・インクルージョンをめざしてまいります。

学生の活力を生むキャンパスへ-

 名工大がめざす「実践的工学エリート」とは、専門分野の知識と技能のみならず、歴史と風土、文化、社会の仕組み、そして世界を知るための幅広い教養を身に着け、自らの人生観、世界観をしっかりと備え、表現できる人材です。それらは、学業だけではなく、課外活動など学生時代に経験する様々なキャンパスライフを通しても身につくものです。昨年は、技術を活かした学生プロジェクト、運動部、文化部の大会等で、学生たちの活躍が際立った一年でした。国際会議での研究発表、海外研究インターンシップなど、海外に勉学の場所を求める学生も増加しています。こうした学生の活力向上へつながる教育環境の整備に対して、同窓会をはじめ関係の皆様から様々なご支援を頂きましたことを厚くお礼申し上げます。今年も、より一層のご支援をお願い申し上げる次第です。

社会に開かれた大学へ-

 広報、情報公開にも重点をおき、本学教職員のみならず、学生、同窓生、産業界、地域の皆様との意識の共有を図りながら、常に人と知と技術が行き交う社会に開かれた工学系大学をめざしてまいります。

 皆様の一層のご理解、ご支援をお願いするとともに、皆様にとって実り多き年となりますことを心より祈念いたします。


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