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名古屋工業大学―自然科学研究機構合同講演会の第四回講演会を開催しました

カテゴリ:イベント|2012年02月08日掲載


名古屋工業大学―自然科学研究機構合同講演会の第四回講演会(名古屋工業大学-基礎生物学研究所・生理学研究所・分子科学研究所合同講演会)を平成24年1月27日(金)に、岡崎コンファレンスセンターで開催しました。基生研、生理研、分子研の各研究所から2件ずつ6件の講演、本学からそれぞれに対応した講演が6件、計12件の講演(下記プログラム参照)があり、いずれの講演に対しても非常に活発な議論が交わされました。参加者は、3研究所及び本学から計170名余の学生・教職員が参加し、岡崎コンファレンスセンター・大ホールがほぼ満席になるほどの盛況でした。

〈プログラム〉 

  1. 「糖鎖の生命分子科学」 教授 加藤晃一(分子科学研究所)
  2. 「気相法による合金クラスターの生成と組成制御・機能評価」 准教授 日原岳彦(名古屋工業大学)
  3. 「人工光合成を志向した金属錯体化学」 准教授 正岡重行(分子科学研究所)
  4. 「機能化ナノカーボンのエネルギーデバイスへの応用」 教授 川崎晋司(名古屋工業大学)
  5. 「Brain Computer Interfaceの構築のための脳波解析」 助教 船瀬親王(名古屋工業大学)
  6. 「オプトジェネティクス(光遺伝学)を用いたマウス行動制御」 准教授 山中章弘(生理学研究所)
  7. 「人の静的及び動的な特徴計測技術と検知限について- 音声・画像処理技術と人工神経回路網設計技術の応用 -」 教授 梅崎太造(名古屋工業大学)
  8. 「様々な神経イメージング手法を用いたヒトの顔認知機構の解明」 教授 柿木隆介(生理学研究所)
  9. 「人工シデロフォア~微生物による鉄摂取機構の解析から微生物センシングへの応用まで」 助教 猪股智彦(名古屋工業大学)
  10. 「神経突起mRNA輸送を担うRNA結合タンパク質」 准教授 椎名伸之(基礎生物学研究所)
  11. 「生体組織の力学的適応反応解明のための機械工学的アプローチ」 教授 松本健郎(名古屋工業大学)
  12. 「植物のメリステム形成と反応拡散モデル」 教授 川口正代司(基礎生物学研究所)

 

本学は、平成23年7月,8月,11月に各研究所と3度にわたって合同講演会を開催してきましたが、自然科学研究機構の岡崎3研究所が一堂に介して講演会を開催することは過去にもほとんど例のないことであり、そこに、本学の工学という立場からの切り口を加えたことにより、非常に意義のあるものとなりました。

今回は、「エネルギー」、「環境」、「生命機能(認識、刺激、応答)」の3つの共通キーワードで集約できる基礎と工学が融合した科学講演会であり、これまでは、それぞれ分野ごとに最先端へと進行することで、同じような目標でありながら違うアプローチがなされていましたが、一度原点に立ち返り、共通のテーマを見つけ融合し、再度見つめ直すことで新学術領域が形成されるのではないかと再考させられる機会となりました。
本学と各3研究所の間には、以前より研究設備の相互利用や共同研究などを通じて緊密な連携が行われていますが、今後も年に1,2回程度、機関を超えて分野を超えての講演会を実施し、研究交流をますます活発に行っていく予定です。1.png分子科学研究所 小杉信博 教授による開会の挨拶

2.png分子科学研究所 加藤晃一教授による講演

3.png基礎生物学研究所 川口正代司教授に質問する参加者

4.png講演会場で熱心に聞き入る聴衆


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