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第3回化学公開セミナーを開催します【終了しました】

カテゴリ:イベント|2011年04月05日掲載


東北地方太平洋沖を震源とする地震で被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

さて、名古屋工業大学発の教育類横断、領域横断的研究プロジェクトの創生を目的として、生命・物質工学教育類教員による第3回化学公開セミナーを開催します。機能性インテリジェント材料、ハイブリッド材料について、分析化学分野の高田主岳准教授と、無機化学分野の猪股智彦助教が講演します。多数の皆様のご参加をお待ちしています。
 

日時:4月20日(水)16:00~(講演30分、質問10分)
場所:2号館0211(旧F1)講義室
参加費:無料
対象者:学内外の興味ある方すべて
申込:当日直接参加
連絡先:生命・物質工学教育類 山村 初雄(052-735-5246) 

 I)高分子ゲルを用いたインテリジェントデバイス

講師: 高田 主岳 准教授  座長: 湯地 昭夫 教授

ソフトな時代である。ものづくりの素材は金属やガラスからプラスチックにシフトしている。言うまでもなく柔らかい素材の正体は高分子である。現在、この単に柔らかく受動的な素材へ機能性を付加し、インテリジェント材料とする研究が盛んに行われている。今回のセミナーでは柔らかい素材である高分子ゲルの機能化を中心として、講演者のグループが行っているソフトアクチュエータや分子バルブなどの「動く」インテリジェントデバイスを紹介する。

Ⅱ)表面修飾が拓く機能性ハイブリッド材料の開発

講師: 猪股 智彦 助教  座長: 川崎 晋司 教授

電極などの無機材料表面は、それ自身、非常に活性の高い「反応場」であり、種々の反応を引き起こすことが可能である。更にその表面を目的に応じて様々な機能性化合物を修飾することで、その機能性を付加した「高機能反応場」を構築することが出来る。こうした表面修飾技術による新しいハイブリッド材料の開発は、色素増感太陽電池や燃料電池などのエネルギー変換デバイスや高機能センサーなどに応用されている。本セミナーでは、講演者の最近のささやかな研究成果の中から、表面修飾による機能性ハイブリッド材料開発の研究事例に関して紹介する。


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