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6月19日に第5回化学公開セミナーを開催します【終了しました】

カテゴリ:イベント|2013年05月24日掲載


名古屋工業大学生命・物質工学教育類では、2010年から所属教員の研究を優しく分かりやすく紹介するための化学公開セミナーを開催しています。今回は高分子材料の開発・評価・活用をテーマとして、有機薄膜太陽電池について高分子分野の青木純教授、浄水膜について化学工学分野の南雲亮助教が講演します。多数の皆様のご参加をお待ちしています。

詳細

日時:6月19日(水)15:00から(講演30分、質問10分)
場所:52号館5211講義室
参加費:無料
対象:学内外の興味ある方すべて
申込:当日直接参加
連絡先:生命・物質工学教育類 湯地昭夫(電話052-735-5230) 

I)有機薄膜太陽電池による水素エネルギー変換

講師:青木純教授  座長:田中俊樹教授

持続可能な社会の構築や温室効果ガス排出削減の観点から化石燃料に代わる再生可能エネルギーへの転換が求められています。そのひとつである太陽光エネルギーは無尽蔵で莫大であり、電気エネルギーへ変換する太陽電池の普及が進んでいます。化石燃料は燃料としての利用に限らず化学原料としての側面もあります。そこで、植物の光合成のように太陽光エネルギーから化学エネルギーへ物質変換する「人工光合成」の研究が行われています。本講演では、有機薄膜太陽電池を利用した水の電気分解によるソーラー水素製造の取り組みを紹介します。

Ⅱ)高分子マテリアル表面のナノスケール計算化学と浄水膜への応用

講師:南雲亮助教  座長:森秀樹教授

海水淡水化や排水利用の分野では、高分子膜による浄水処理が注目されています。膜の表面付近をミクロな立場でとらえてみると、そこには種々の浮遊物質が無数の水分子に取り囲まれて存在し、あらゆる分子間相互作用が複雑に関与している状況がイメージできます。最近、こうしたミクロ相互作用をナノスケールで解析する方法論として、計算化学的なアプローチが有効な手段となっています。本セミナーでは、講演者の最近の研究事例の中から、分子動力学法によって高分子マテリアルの素材設計を目指す取り組みについて紹介します。


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