国立大学法人の危機的状況にご支援を!
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カテゴリ:ニュース|2010年10月 1日掲載
国立大学法人名古屋工業大学長
高 橋 実
新聞等で報道されているとおり、来年度の国の予算は社会保障費の自然増分やマニフェスト等実現のための財源確保のため、国立大学予算を含めその他の一般経費は対前年度一律10%減とされ、大変厳しい状況となっています。
一方、マニフェスト等の実現のための予算は、各省から提出される「元気な日本復活特別枠(1兆円を相当程度超える額)」要望を受けて重点配分されることとなっています。この「元気な日本復活特別枠」には、文部科学省では要望事項として“授業料免除のための経費や大学を支える様々な教育研究経費”など、我が国の将来の担い手を育てるための国立大学関係の重要な予算が盛り込まれています。この予算が認められない場合は、授業料免除予算の全額カット、国立大学運営費交付金の大幅な削減という深刻な事態となり、国立大学法人全体の危機的状況が予想されます。
今後、この特別枠の配分は、パブリックコメント等による「政策コンテスト」の手続きを経て決定されますが、要望額は全省で3兆円近い額となっており、大変厳しい競争が予想されます。特に今回はパブリックコメントに寄せられたコメントの多寡と内容が予算の査定に強く反映されます。
皆様には、それぞれのお立場から国立大学法人をとりまくこの厳しい予算の窮状をご理解いただき、是非ともパブリックコメントへの対応についてご支援、ご協力をお願いいたします。
パブリックコメントへの参加
首相官邸のホームページから応募できます。
「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメント(首相官邸ホームページ)
応募期間:平成22年9月28日(木)~10月19日(火) 17:00まで
応募にあたっては、以下の記載要領等を参照してください。
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