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德田恵一教授が平成24年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)と学長特別褒賞を受賞しました

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カテゴリ:ニュース|2012年5月11日掲載


大学院工学研究科創成シミュレーション工学専攻の德田恵一教授が平成24年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました。
また、受賞に伴い5月9日、高橋実学長より特別褒賞が授与されました。

受賞研究

隠れマルコフモデルに基づいた次世代音声合成方式の研究

業績

従来の音声合成方式によって、多様な話者性、感情表現等をもった音声を生成するためには、大量の音声データを収録・蓄積する必要があり,音声を用いたヒューマンインタフェース普及の障害となっていた。
本研究では、多様な音声表現が可能な音声合成システムの実現を目指し、隠れマルコフモデル (hidden Markov model: HMM) を用いて音声パラメータ系列をモデル化・生成する、新しい音声合成の枠組み「HMM音声合成」を提案・確立した。
本研究により、a) システムの自動構築が可能、b) 多言語への拡張が容易、c) 携帯電話等の限られた計算資源の中で動作可能、d) 「声を真似る」、「声を混ぜる」、「声をつくる」等の手法によりこれまでになく多様な音声を生成可能、など多くの利点が実現された。
本成果は、情報家電等のユビキタスデバイス上で、人間のように多様な話者性、感情表現等をもった音声を自在に生成することを可能にするものであり、人にやさしく自然なヒューマンインタフェースの実現に寄与することが期待される。


 画像.jpg特別褒賞受賞の様子


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