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光生物工学に関する新センター「オプトバイオテクノロジー研究センター」を設置しました

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カテゴリ:ニュース|2013年8月 2日掲載


名古屋工業大学は、これまでの「光といのち」研究の実績に基づき、光が関わる生命現象を工学として解析することにより、全く新しい産業の創出に貢献することを目指します。このため、光の本質や光励起現象を正しく理解し、新しい材料を生物からあるいは生物に範を得て創製するとともに、光を利用した医療分野への展開を行う「オプトバイオテクノロジー研究センター」を平成25年8月1日、設置しました。センター内には3つの部門を組織し、3部門が連携して研究を推進するとともに、学外との異分野融合も積極的に進め、将来の日本を支える若手研究者を育成します。
光を利用した生命現象の解析は、2008年のノーベル賞につながった「光観察」に加えて、最近では脳研究に革命をもたらしているオプトジェネティクス(光遺伝学)など「光操作」技術が大きな注目を集めている萌芽的な学問分野です。光でイオンを輸送する膜タンパク質・ロドプシンは光遺伝学に欠かせないツールですが、名古屋工業大学では遺伝子工学による機能の転換や新たなポンプタンパク質の発見など、世界をリードするツール開発の成果を挙げています。

 

新センターの概要

名称 :オプトバイオテクノロジー研究センター(OptoBioTechnology Research Center
センター長 :神取秀樹(兼)名古屋工業大学大学院工学研究科未来材料創成工学専攻 教授
 

部門

オプトサイエンス(光生物科学)部門:光の本質や光が関わる生命現象の基礎研究
オプトエナジーテクノロジー(光エネルギー工学)部門:光合成・太陽電池・光駆動ポンプなど光エネルギー利用に関する研究
オプトメディカルテクノロジー(光医薬工学)部門:光遺伝学・光治療・DNA損傷と光修復など医療分野に関わる研究
 

研究内容

・光に応答するタンパク質の基礎研究 
・オンリーワンの計測技術を用いた生体分子の研究
・国内研究機関(東京大学・京都大学 他)、海外研究機関(ドイツフンボルト大学・イスラエルワイツマン科学研究所)など40を超える研究機関との連携により「光といのち」研究の世界拠点の形成
 
 
名古屋工業大学は今後もライフサイエンスなどの異分野融合による、新しい学問領域・価値創造につながる組織的研究を進めていきます。

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