TIDAプログラム生が「第3回サイエンス・インカレ」のポスター発表部門において日刊工業新聞社賞を受賞しました
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カテゴリ:ニュース|2014年3月11日掲載
生命・物質工学科3年生の岩中公紀、谷口慶充、環境材料工学科2年生の安東大介さん3名による共同研究が、文部科学省主催の「第3回サイエンス・インカレ」のポスター発表部門において、見事に、日刊工業新聞社賞を受賞しました。平成25年3月1日、2日に幕張メッセ国際会議場にて開催された「第3回サイエンス・インカレ」におけるポスター発表部門には、全国の大学生、高専生から223件の応募がありましたが、その中から第4席の賞として受賞し、賞状と研究奨励金1万円を頂戴しました。
岩中公紀、谷口慶充、安東大介さんの3名は、昨年から、TIDAプログラム生として、この研究を自主的に進め、今回の成果を得ることができました。
サイエンス・インカレとは
サイエンス・インカレは、「学生による自主研究の祭典」と名付けられ、自然科学分野を学ぶ全国の学生が自主研究の成果を発表し競い合う場として文部科学省が開催しているものです。
受賞概要
発表題目 「ミミズに学ぶ抗接着性メカニズムの解明」
人が湿った土を触った場合、手は土まみれになってしまう。しかしミミズは土から出てきても、表面に土は付着していない。この生物の巧妙さに興味を持ち、バイオミメティクス研究の一環として、自主研究を進めた。今回の研究のポイントは「ミミズの抗接着性は、ミミズの体表面に帯電している負電荷と土壌中の水によって生じる膜が原因ではないか」という点に着目したところにあり、そのため、ミミズのモデルとして「銅板」を設定し、土との摩擦抵抗の観測を行うと同時に、土中での荷電粒子の移動の観測を行った。こうした観測実験の結果、電圧印加により摩擦抵抗の減少が確認でき、電圧印加により土中での荷電粒子の移動が確かめられた。さらに、高い含水率においては、電極と土との間の液相の隙間が観察された。今後は、こうした結果を工学的に利用できないかと考え、さらに自主的な研究を進めたいと考えている。
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