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機能工学専攻(機械工学科) 玉野真司 准教授が日本流体力学会竜門賞を受賞しました

2013年09月24日掲載


機能工学専攻(機械工学科)の玉野真司准教授が、2012年度日本流体力学会竜門賞を受賞し(平成25年2月16日)、日本流力学会の2013年度年会において授賞式および受賞記念講演が行われました(平成25年9月13日)。受賞対象研究は、「粘弾性流体の乱流境界層流れにおける抵抗低減メカニズムの解明」に関する研究で、流体工学分野への貢献が高く評価されての受賞となりました。


受賞内容

 従来の界面活性剤や高分子添加による流動の抵抗低減(DR)に関する研究は、完全発達チャネル乱流を取り扱ったものがほとんどであり、流れ方向に発達する乱流境界層流れを扱った研究はなかった。玉野真司氏は、粘弾性流体である界面活性剤水溶液の乱流境界層流れの可視化観察、LDV計測、PIV計測、およびDNS(直接数値シミュレーション)により、乱れ統計量や乱流渦構造の詳細を明らかにし、粘弾性流体のDRメカニズムについて、実験的・数値的アプローチの両面から新しい知見を数多く見出した。また、近年の省エネ技術への関心の高まりを勘案すると、本研究課題を推進することの意義は大きいと言える。

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受賞記念講演の様子

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賞状と記念品

玉野研究室

 


この情報は研究支援課が提供しています。

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