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齋木悠助教が日本機械学会研究奨励賞を受賞

2014年05月16日掲載


日本機械学会研究奨励賞

受賞者
齋木悠助教
受賞の対象
燃焼器壁面に近接する火炎は壁の影響を強く受け、例えば超小型燃焼器(1 mm程度)では、火炎の安定性が著しく悪化します。 この壁面の消炎効果の1つに、火炎中の中間生成物(ラジカル)が壁面に吸着して破壊される化学的効果が存在しますが、実験計測が極めて困難なことから、その消炎メカニズムが未解明のままにされてきました。 本研究では、マイクロマシン(MEMS)技術とレーザー誘起蛍光法(LIF)を融合した新たな計測法を用いることで、様々な材質の壁面の化学的効果を定量評価することに成功しました。MEMSプロセスにより微小流路上に金属/合金の薄膜を形成し、壁温を精緻に保ちながら、壁近傍のラジカル分布を顕微LIFを用いて測定した結果、高い壁温では材質による化学的効果の相違が顕在化することを初めて明らかにしました。

機能工学専攻の齋木悠助教が、日本機械学会研究奨励賞を授賞しました。授賞業績名は、「マイクロ燃焼場における壁面の化学的効果の解明とモデリングの研究」で、熱工学分野への貢献が高く評価されての表彰となりました。

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