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大学院工学研究科未来材料創成工学専攻博士後期課程2年の飯田紀士さん(柴田哲男研究室)が色材協会創立85周年記念会議において優秀ポスター賞を受賞しました

カテゴリ:ニュース|2014年02月18日掲載


名古屋工業大学大学院工学研究科未来材料創成工学専攻博士後期課程2年の飯田紀士さん(柴田哲男研究室)が色材協会創立85周年記念会議のポスター発表において優秀ポスター賞を受賞しました。
この賞は平成25年10月24日(木)~ 25日(金)に開かれた色材協会創立85周年記念会議のポスター発表において優れた発表を行った研究者に与えられる賞です。50件のポスター発表が審査対象となり,そのうち10件がポスター賞に選出されました。

受賞研究テーマ

β-tert-Buフタロシアニンの位置選択的合成法の開発

研究内容

フタロシアニンは人工の青色色素であり非常に丈夫で長期間にわたり鮮やかな色を保ち続けます。そのため道路標識や新幹線の青色の色材として広く一般社会に用いられています。フタロシアニンは単なる色材としてだけではなく太陽電池や光ディスクなどへの応用研究も活発に行われていますが,非常に溶けにくい性質のため取り扱いにくいことが問題点でした。tert-ブチル基を持つフタロシアニンは有機溶媒への溶解性が高く取り扱いやすいことから広く用いられているフタロシアニンの一つです。しかしながらtert-ブチル基を持つフタロシアニンは4種類の位置異性体として得られてしまい,これまで選択的に合成する手法は存在しませんでした。今回私はかさ高い置換基であるトリメチルシリル基を用いることでただ1種類の位置異性体のみを選択的に合成することに成功しました。

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受賞したポスター

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