関テニュアトラック助教が電気学会産業応用部門論文賞を受賞しました
2012年09月21日掲載
電気学会の平成24年産業応用部門論文賞として、関テニュアトラック助教(若手研究イノベータ養成センター)が受賞し、平成24年8月22日に授賞式が行われました。
受賞概要
電気学会産業応用部門では、産業応用部門誌に掲載された優秀な論文を年6編以内選定して論文賞を授与しています。
今回、関テニュアトラック助教が平成24年産業応用部門論文賞に選定され、平成24年8月22日に授賞式が行われました。
研究内容
「圧電素子を用いたセルフセンシングアクチュエーションによるガルバノミラーの制振制御」
レーザ光を走査・位置決めする装置として、揺動型モータの軸端にレーザを反射させるガルバノミラーを取り付けたガルバノスキャナが多く用いられていますが、ミラーを高速に位置決めすると、ミラー自身の共振振動が発生し、レーザ光の位置決め精度の劣化が問題となっています。
本研究は、ガルバノスキャナの位置決め動作時に発生するミラー振動の発生要因を有限要素法解析によって明確化した上で、ミラーに圧電素子を組み込み、圧電素子の有するセンサ・アクチュエータ機能を同時に利用するセルフセンシングアクチュエーション技術により、ミラー振動のアクティブ制振を試みました。
本研究成果を適用することにより、従来、制御が難しかった振動を効果的に抑制することができ、レーザ光の走査・位置決め精度の飛躍的向上が期待されます。
関係リンク
この情報は研究支援課が提供しています。