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大谷肇教授が第24回中小企業優秀新技術・新製品賞の産学官連携特別賞を受賞しました

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カテゴリ:ニュース|2012年5月 1日掲載


大学院工学研究科物質工学専攻大谷肇教授が、平成24年4月11日、りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社より、第24回中小企業優秀新技術・新製品賞の産学官連携特別賞を受賞しました。

中小企業優秀新技術・新製品賞

公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が共同で、中小企業の技術振興を図り、わが国産業の発展に寄与することを目的に、昭和63年に設けられた表彰制度で、中小企業が過去2年間に開発した優れた「新技術・新製品」を対象としています。これまで24回の応募総数は約8,000件で、うち710件が表彰されています。また、表彰対象技術・製品のなかで、大学などの研究・試験機関が技術指導面などで大きく貢献していた場合に、当該研究機関の担当者個人が「産学官連携特別賞」として併せて表彰されます。

受賞内容

大谷教授は、福島県郡山市のフロンティア・ラボ株式会社が開発し、今回優秀賞を受賞した「多機能型高分子材料分析システム」の開発における貢献が高く評価され、「産学官連携特別賞」を受賞しました。このシステムは、大谷教授らが長年取り組んできた、実用性の高いポリマー材料の解析法として現在幅広く活用されている、熱分解分析技術を効果的に実現するために新たに開発されたものです。例えば、その中心となる熱分解装置については、高耐熱性中空セラミックスヒーターの開発と導入により、従来最高800℃までであった精密温度制御範囲を1050℃まで拡大するとともに、昇温速度を10倍の毎分600℃、冷却速度を3倍の毎分100℃に大きく向上することによって、分析時間の大幅な短縮と作業の高効率化を可能にしています。

盾.jpg授与された盾

【参考】
大谷・北川研究室ホームページ 


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