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社会工学専攻 市之瀬敏勝教授、梅村恒准教授の研究が文部科学省「学校施設の防災力強化プロジェクト」の取組モデルとして実施されました

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カテゴリ:ニュース|2015年8月11日掲載


 東日本大震災で直面した課題を受け、文部科学省は平成24年より、「学校施設の防災力強化プロジェクト」として、「津波対策」「避難所としての防災機能強化」「竜巻等突風対策」「ソフト・ハード一体となった学校防災」という4つのテーマについて学校施設の機能強化に取り組んで来ました。名古屋工業大学大学院社会工学専攻 市之瀬敏勝教授、梅村恒准教授は本事業において、「学校建物の耐震安全性即時チェックシステム」を開発しました。

事業の背景及び目的:
・学校施設は、震災時に地域の避難所としての役割が期待されているため,震災後に学校施設が利用可能かどうか速やかに判断することが必要。
・学校建物が避難所として使用可能かどうか,即時に職員室へ伝えるシステムを試作。

事業成果:
震災時、学校建物の安全性を即座に評価できるシステムを開発
・既存の機材を用いて、高精度かつ設置が容易な機器を開発・試作し、動的実験を行って性能を評価
・地震時の急激な破壊に対して、損傷を正確に計測・判定できることを確認

事業終了後の取組
システムの小型化・低廉化
・LEDと光電池を用いて,AC電源不要の小型かつ低廉な機器を開発
・ひび割れ発生時の損傷判定誤差の評価及び振動台実験による性能検証
・材料費及び設置費用,またメンテナンス性やシステムの堅牢性の点で,大きく改善

ichinose1.jpg
振動台実験の様子
詳細.pdf
成果報告書.pdf


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