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環境とエネルギーを支える新素材研究

環境やエネルギー問題の解決に役立つ材料の研究に取り組んでいます。大きく分けると、エネルギーを「つくる」材料と「効率よく使う」材料の開発です。前者では、化石燃料の枯渇に備え、光や熱、廃材や植物を燃料として活用する方法を探ります。具体的には、光を電気に変える光電素子や、熱を電気に変える熱電変換素子、廃材や植物の再利用技術などです。後者では、高効率モーターやアクチュエータ、熱を逃がさない断熱材、電磁波を吸収してエネルギーに変える材料を開発します。また、自然界の構造をヒントにした環境調和型材料にも注目しています。例えば、木の微細な孔構造や蝶の羽の光の反射構造、カタツムリの殻の防汚性などを模倣し、安全で環境に優しい新素材を創り出します。

生命・応用化学類|教授

安達 信泰(アダチ ノブヤス)

ADACHI Nobuyasu

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

磁気光学
フェライト磁性薄膜
電磁波吸収体
多孔体
フェライト中空粒子

担当分野・プログラム

研究区分

材料工学
無機・錯体化学、分析化学
電気電子工学

研究テーマ

  • 磁気光学効果を利用した高周波電磁界可視化プローブに関する研究
  • フェライト多孔質磁性材料に関する研究
  • 有機金属分解法を用いた新規フェライト磁性薄膜の合成

メッセージ

IT社会における使用電磁波の高周波化に伴い、電磁環境両立性がますます重要になるにつれて、それらを可視化するためのセンサー開発、また、環境電磁波の吸収材料の開発を「磁性」を中心キーワードに行っています。鉄が含まれる酸化物であるフェライトに関して、様々な組成をナノレベルで制御することで、これまでに認識されてきた性質とは異なり、新たな磁気特性を現れることがわかってきました。それらの光学的性質、磁気的性質を応用して、新しい電磁界センサーや電磁波吸収体を作り出すことで、情報化社会でともすると軽視されがちな、「安心、安全」な電磁波環境を実現していくことが持続性未来社会には必要不可欠と考えています。