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有機と無機の複合化で拓く次世代高分子材料

有機物と無機物を組み合わせる複合化技術により、新しい機能材料の創出に取り組んでいます。例えば、木材由来のバイオマスであるセルロースナノファイバー(CNF)を用い、機能性多孔材料の作製を進めています。CNFにグラフェンや金属ナノ粒子をマイクロ〜ナノレベルで複合化することで、導電性に優れた複合多孔材料を開発しています。また、有機物と金属が原子レベルで結合した配位高分子の材料応用にも取り組んでいます。その一例として、金属チオラートの構造を設計し、固体潤滑剤や機能性繊維の開発に挑戦しています。有機と無機の相乗効果を引き出す材料設計によって、これまでにない多彩な機能をもつ高分子材料の可能性を探っています。

生命・応用化学類|助教

江口 裕(エグチ ヒロシ)

EGUCHI Hiroshi

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任

キーワード

複合材料
多孔材料
セルロース
配位高分子
トライボロジー

担当分野・プログラム

研究区分

高分子、有機材料

研究テーマ

  • セルロースを用いた機能性多孔材料の開発
  • 層状配位高分子の固体潤滑特性の開拓
  • 銅チオラートからなる繊維状構造体の構築と応用

メッセージ

材料化学の魅力の一つは、これまで世界に存在しなかった物質を自らの手で新たに生み出せる点にあります。オリジナルのアイディアを実際の材料として形にすることは容易ではありませんが、その試行錯誤の過程には新たな発見や次の発想につながるヒントが隠れています。また、研究活動では新たな科学的知見を見いだすだけでなく、未知の問題に取り組むためのセンスを養うことも重要です。このような研究活動を通して、社会で活躍できる人材の育成にも取り組んでいます。