早川 伸哉
HAYAKAWA Shinya
放電加工とレーザ加工で拓く先端加工技術
加工学・生産工学の分野で、放電加工とレーザ加工を中心とした精密加工技術の研究を進めています。放電加工ではアーク放電によって材料が除去される様子や加工液の役割などを調べて、通常とは異なる加工を行う新しい方法を考案しています。また、炭素繊維強化樹脂に放電加工を適用したり、加工中の音を分析して加工状態の良否を判断することにも取り組んでいます。一方、レーザ加工では金属と樹脂を接合する新しい技術を開発しています。材料の表面にミクロな形状をつけることで異種材料の直接接合が実現しました。レーザ光の吸収率や接合強度を大きくするにはどんな形状をどんな方法でつけると良いかを調べたり、レーザ照射点の温度を加工中に測定して適切な温度範囲に制御する技術の開発を進めています。実験とシミュレーションを通して基礎的な加工現象を解明するとともに、産業応用につながる加工技術の高度化を目指しています。

担当分野・プログラム
研究区分
材料力学、生産工学、設計工学
研究テーマ
- 放電加工の加工現象の解明
- CFRPの放電加工
- 金属と樹脂のレーザ接合
メッセージ
加工の分野は料理に例えることができると思います。素材を切るときに使う道具や力加減、加熱する方法・温度・時間、調味料を加えるタイミングなどの組合せによって料理のおいしさが変わります。条件を少し変えるだけで結果が大きく変わることもあるので、何が起きているのか理屈を知りたくなりますし、独自の工夫をする楽しさもあります。人類が積み重ねてきたものづくりの工夫と改良が生産工学のいまの姿であり、新しいニーズに応える工夫がこれからも続けられていきます。力学、熱、電気、光、化学などの幅広い基礎知識を活用して加工現象を考えることと、新しいアイデアを実現していくことが加工の分野の研究の魅力です。
