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光とナノ材料で拓く応用物理

応用物理学は、自然現象の仕組みを深く理解することを目的としながら、社会の課題を解決するための技術を生み出す学問です。私はその中でも、「光」と「ナノ構造」を組み合わせて、物質の働きを自在に引き出す研究を進めています。光は、物質の中で電子を動かし、化学反応やエネルギー変換を引き起こす力を持っています。こうした光の作用は、ナノメートル(10億分の1メートル)や原子レベルで材料構造を設計することで大きく変わります。本研究室では、ナノあるいは原子レベルで材料の構造を設計し、光・エネルギーの振る舞い方を制御しています。例えば、光を特定の場所に集中させる、あるいは物質表面での電子の動きを操ることで、空気や水中の有害物質の分解、センサーによる検知、エネルギー利用の高効率化などを実現します。基礎物理と材料科学を融合し、「光で社会課題を解決する新しい材料と技術」を創り出すことを目指しています。

物理工学類|准教授

本田 光裕(ホンダ ミツヒロ)

HONDA Mitsuhiro

3 すべての人に健康と福祉を
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任

キーワード

光触媒
レーザーアブレーション
ナノ構造
欠陥工学
光・電子デバイス

担当分野・プログラム

研究区分

応用物理工学
ナノマイクロ科学
材料工学
物理化学、機能物性化学

研究テーマ

  • 高効率光触媒の設計・合成・評価
  • 二次元材料の合成と光・電子デバイス応用
  • 半導体ナノ構造設計による高感度ガス検出
  • 紫外プラズモニック材料の開発

メッセージ

光や電子の振る舞いを通じて物質を自在に制御する技術を探究し、省エネルギー社会や高性能デバイスの実現につながる新しい材料・技術の創出を目指しています。基礎研究は成果がすぐに見えにくい分野ですが、将来の社会を支える重要な土台です。自分が得意とすることや面白いと感じる分野を大切にしながら、「なぜ」「どうして」と問い続ける姿勢が新しい発見につながります。自然の仕組みを深く理解しつつ、人々の暮らしをより豊かなものにしたいという思いで研究に取り組んでいます。