保浦 知也
HOURA Tomoya
乱流の熱輸送を可視化し,環境・エネルギーに活かす熱流体工学
流体工学・熱工学を専門として、空気や水の流れによって熱が運ばれる「対流伝熱」と、それに伴う物質の輸送を対象とした研究に取り組んでいます。特に、複雑で不規則な動きを示す乱流の中で、熱や物質がどのように輸送されるかの仕組みの解明を目的としています。これらの現象はエネルギー利用や環境問題に深く関わっていますが、目で直接見ることはできません。そこで、気流や気温をリアルタイムに可視化する熱流体スキャナの開発に取り組むとともに、その計測結果をもとに数値解析を行い、現象の理解を深めています。さらに、地表付近の大気の流れ(微気象)にも注目し、環境への影響を評価するとともに、その改善やより良い環境・機器の設計へとつなげています。

担当分野・プログラム
研究区分
流体工学、熱工学
研究テーマ
- 複雑な乱流場における熱・物質輸送機構の解明と予測
- 熱流体スキャナを用いた気流・温度の可視化計測
- 微気象観測の精密計測と環境評価に関する研究
メッセージ
私たちの身のまわりには、空気の流れや熱の移動といった「見えない現象」が数多く存在し、環境やエネルギーの問題と深く結びついています。研究室では、これらを可視化し、誰もが現象を直感的に理解できる形で捉え直すことに挑戦しています。こうした理解から新しい発見が生まれ、より良い環境づくりや省エネルギー技術の実現につながります。このような研究は、快適で持続可能な社会の形成にも貢献します。大学における基礎研究を大切にし、温故知新の姿勢のもとで得られた知見を社会に還元できるよう、着実に継続して取り組んでいきます。
