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人間・自然・技術の関係をめぐる哲学的探究

哲学および倫理学を専門とし、主に環境倫理学や技術哲学の分野で研究を行っています。科学技術が発展するなかで、人間と自然・技術との関係はいかに理解され、形成されるべきなのか。この問いを、日本思想、とりわけ京都学派を中心とする近代日本哲学を手がかりに、思想史的検討と理論的考察の両面から探究しています。具体的には、和辻哲郎・西田幾多郎・三木清らの哲学に注目し、人間を孤立した個人としてではなく、他者や社会、自然環境との関係のなかで捉える視点を検討しています。そのうえで、こうした視点が現代の環境問題や技術をめぐる倫理的課題にどのような示唆をもつのかを、海外の環境倫理学・技術哲学の議論とも照らし合わせながら明らかにすることを目指しています。

基礎類|准教授

犬塚 悠(イヌツカ ユウ)

INUTSUKA Yu

11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう

キーワード

近代日本哲学
京都学派
環境倫理学
技術哲学
工学倫理

担当分野・プログラム

研究区分

思想、芸術

研究テーマ

  • 近代日本哲学における主体・環境の研究
  • 人間と技術の関係をめぐる倫理学的研究
  • 環境問題と持続可能性をめぐる倫理学的研究
  • 工学倫理・技術者倫理教育に関する研究

メッセージ

日々新たに登場する科学技術は、私たちの生活を便利にする一方で、環境問題、格差、安全性、プライバシーなど、さまざまな課題も生み出しています。哲学や倫理学は、単に知識を身につけたり、社会のルールを覚えたりする学問ではありません。むしろ、「そのルールは妥当なのか」「見過ごされている問題はないか」と問い直し、物事の前提にさかのぼって考えるための学問です。これから工学を学ぶ人にとっても、技術をつくる力だけでなく、その技術が社会に与える影響を考える力はとても大切です。先人の思想を手がかりとしながら、人間・自然・技術のよりよい関係について、一緒に考えていきたいと思います。