伊藤 洋介
ITO Yosuke
電波と副産物で拓く次世代建材研究
建築材料を対象に、産業副産物を含む材料の有効活用を軸として、新しい機能や価値を引き出す研究を行っています。電気炉酸化スラグなどの産業副産物を用いて、コンクリートやモルタルに電波の吸収・遮蔽特性を付与するとともに、加熱時の物性や挙動を明らかにすることで、安全で利便性の高い新たな建築材料の開発を目指しています。また、帯電によって花粉を吸着しつつ虫を忌避する多機能網戸や高い安全性と品質を兼ね備えたタイル施工・品質調査手法の開発など社会実装に直接結びつく研究だけでなく、知的財産を用いた建築材料開発手法の分析のような多岐に渡る研究テーマで快適な建築環境の構築に貢献しています。材料科学から社会実装までを視野に入れ、実際に役立つ建築技術の創出を目指しています。

社会工学類|准教授
伊藤 洋介(イトウ ヨウスケ)
ITO Yosuke
キーワード
建築材料
電波吸収体
帯電建材による花粉吸着
タイルその他施工法開発
知的財産権分析
担当分野・プログラム
研究区分
建築学
研究テーマ
- 電波吸収、花粉吸着性能等の付与による建築材料の多機能化
- 特許データベース活用による建築業界の分析
- リサイクル建材の開発
- タイルその他建築新規施工法の開発
メッセージ
建築は、完成してから何十年も人の生活を支え続ける存在です。その一方で、材料の劣化や環境負荷といった課題は、目に見えにくいまま社会に影響を与えています。限られた資源を有効に活用し、安心して長く使える建築を実現するためには、材料そのものの性質を深く理解し、新たな価値を与えることが重要だと考えています。研究を通じて、暮らしの中で当たり前に使われる建築材料を、より安全で快適、そして持続可能なものへと進化させ、次の世代に引き継げる建築環境を支えたいと考えています。そのための基盤となる知見を積み重ねています。
