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生体ガスから運動と健康を科学する

ヒトの呼気や皮膚からは、さまざまなガスが放出されています。これらのガスには、体の代謝状態や病気に関する情報が含まれています。こうした生体ガスの測定は、採血のような痛みを伴わない「非侵襲的」な方法で行うことができるため、子どもから高齢者まで幅広く利用できる健康チェック法として注目されています。例えば、呼気や皮膚から放出される「アセトン」は脂質代謝の指標となり、糖尿病の簡易モニタリングへの応用が期待されています。また、アセトンと運動中の脂質利用や運動能力との関係についても研究しています。本研究室ではこのほかにも、血管年齢や血流の評価、さらに炎症マーカーとして知られる皮膚ガス中の一酸化窒素など、健康科学・スポーツ科学の視点からさまざまな研究に取り組んでいます。将来的には、呼気や皮膚ガスだけで簡単に健康状態を評価できる新しい技術の開発を目指しています。

生命・応用化学類|教授

伊藤 宏(イトウ ヒロシ)

ITOH Hiroshi

3 すべての人に健康と福祉を
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

運動生理
生化学

担当分野・プログラム

研究区分

スポーツ科学、体育、健康科学

研究テーマ

  • 呼気・皮膚ガスを用いた健康、運動能力指標
  • エネルギー代謝と酸化ストレス
  • トレーニングや加齢が身体の生理的機能に及ぼす影響
  • 運動時の循環調節反応

メッセージ

ヒトの呼気や皮膚から放出される生体ガスには、体の代謝状態や病気に関する情報が含まれています。こうした生体ガスの測定は、採血のような痛みを伴わない「非侵襲的」な方法で行うことができるため、子どもから高齢者まで幅広く利用できる健康チェック法として注目されています。
私たちは、誰もが簡単に自分の健康状態を把握できる社会の実現を目指し、呼気や皮膚ガスを利用した新しい健康評価技術の研究に取り組んでいます。将来的には、呼気や皮膚ガスだけで健康状態を簡単に評価できる技術の開発を通して、病気の早期発見や健康づくりに貢献したいと考えています。