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強誘電体の構造相転移の物理学的研究

機能性電子材料として重要な強誘電体に注目し、その特性の発現に深く関わる構造相転移を物性物理学の視点で研究しています。相転移とは、温度や圧力、電場など外部から制御できる条件を変えたときに、物質の状態がある点で急激に変化する現象で、氷・水・水蒸気の変化もその一例です。多くの強誘電体材料では、結晶中の原子配列がわずかに変位する構造相転移によって新たな性質が生まれます。私たちは物性物理学の立場から、強誘電性や分域壁構造といった現象に着目し、その仕組みを解明することで物質の特性の理解を目指しています。

物理工学類|教授

岩田 真(イワタ マコト)

IWATA Makoto


キーワード

強誘電体
構造相転移
分域壁構造
現象論
固体物理学

担当分野・プログラム

研究区分

物性物理学
応用物理物性
応用物理工学

研究テーマ

  • 強誘電体巨大分極応答特性の解明と新材料の研究
  • 強誘電体のドメイン壁構造および分極挙動の研究
  • 分極反転応答特性の評価法方法の研究

メッセージ

物理学の研究の目的は未知の自然現象に関する本質を明らかにすることです。多くの先人がこのような物理学の研究をした結果、今日のような便利な産業社会が実現しています。一方で、情報が錯綜する現代では、物理学的に正しくない情報が拡散され続けたり、正しくないことが本当のことのように語られたりしていて、大変混乱した状況にあるように思います。このような時代だからこそ本当のことを明らかにするための基礎研究の重要性が増しているように考えています。