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非ニュートン流体、粘弾性流体が関係する各種製造プロセスの課題解決

粘弾性流体やスラリーなどを扱うプロセスでは、気泡の混入や詰まり等が問題になることがあります。例えば、高粘性の液体に混入した微小気泡は製品品質に影響します。そこで、気泡を意図的に膨張・収縮させて、その周囲に連続的な変形を与え、変形によって粘度が下がる液体ならば効果的に気泡が除去できるという方法です。この技術は加熱せずに連続的に処理できるため、従来法とは異なる特徴があります。また、農薬散布やコーティングなど界面が急増する場面で重要な「動的表面張力」を、わずか1滴の液体で測定する手法も開発しております。その他、濃厚系スラリーを用いるプロセスでは、ノズルなどで詰まりが生じる問題が知られています。そのようなスラリーの詰まりを解消する方法についても研究しています。

生命・応用化学類|教授

岩田 修一(イワタ シュウイチ)

IWATA Shuichi

6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を

キーワード

化学工学
粘弾性流体
非ニュートン流体力学
脱泡
動的表面張力

担当分野・プログラム

研究区分

流体工学、熱工学
化学工学

研究テーマ

  • 圧力振動場における高分子流体中の気泡挙動の解明
  • 高分子流体を対象とした粘弾性流動解析手法の開発
  • 動的表面張力測定法の開発
  • スラリーの流動特性に関する研究
  • 流動複屈折を利用した研究

メッセージ

私は石油化学プロセスを扱う企業での経験があります。その経験から、実際のプロセスで発生する様々な課題について、レオロジーの観点から単純化し、解決につながる手法の開発に取り組んでいます。粘性と弾性の両方の性質を示す粘弾性流体は常識と異なる様々な振る舞いをします。その変わった性質を逆に活用した研究開発も行っています。極めて短時間に変化する現象については特殊な装置で観測して、データ収集します。並行して粘弾性流体の性質を表現できるシミュレーションを行い、実験で観測されたデータと比較しながらメカニズムの解明に取り組んでいます。