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認証技術で築く安全なインターネット空間

AIやIoTの発展に伴い、人を介さない自律的な情報通信が増大する中で、通信相手の真正性を検証する認証技術の重要性が高まっています。そこで、公開鍵基盤を基礎に、あらゆる主体の真正性をきめ細やかに検証する基盤研究とその応用研究に取り組んでいます。例えば、各事業者に蓄積されるパーソナルデータを私たち主体で自由に連携できる仕組みが整えば、一人ひとりに最適化されたサービスを自ら生み出せるかもしれません。しかし、現状では特定の企業にデータの管理を委ねる必要があり、安全性や権限管理の課題から十分に実現されていません。そこで、自分のデータを自分の意思で安全に連携できるよう、データをやり取りするプログラムの正当性を認証し、権限に応じて制御する技術を開発しています。このように、認証技術を核として、自律的な情報通信が広がる時代に対応できる安全なインターネット空間の実現を目指しています。

情報工学類|助教

掛井 将平(カケイ シヨウヘイ)

KAKEI Shohei

9 産業と技術革新の基盤をつくろう
16 平和と公正をすべての人に

キーワード

セキュリティ
認証
プライバシー
ネットワーク

担当分野・プログラム

研究区分

情報科学、情報工学

研究テーマ

  • Webサービス間におけるパーソナルデータの流動性を高めるデータ処理基盤の開発
  • データ提供者・利用者の相互信頼に基づく分散型データ連携フレームワークの開発
  • 分散台帳技術によるメタPKIの構築

メッセージ

私は、セキュリティ分野の中でも、特に『認証技術』を対象に、安全なインターネット空間の実現に向けた研究を進めています。インターネットは、様々なサービスの流通網として発展し、情報検索やSNS、動画視聴などの日常的な利用から、電子商取引や行政手続きなどの社会的な利用まで、日々の暮らしに欠かせません。しかし今日では、AIやIoTの発展により、人が介在しない自律的な情報通信が進み、インターネットは人にサービスを届ける配送路から、社会を動かすインフラそのものへと変わりつつあります。あらゆる主体の真正性を検証する技術の研究開発を通して、インターネット空間をより安全で便利にしたいと考えています。