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知識・教育・社会をジェンダーから問い直す

ジェンダー論および社会学の視点から、家族・教育・労働といった生活の基盤となる領域を対象に、ジェンダー平等な関係性の構築を目指した研究を行っています。とりわけ、私たちが「当たり前」あるいは「正当な知識」として受け入れている制度や知識が、どのような価値観や時代背景のもとで形成され、誰の経験や声を見えにくくしてきたのかを問い直すことに関心があります。
近年は、こうした問題意識を踏まえ、ジェンダー平等な関係性を育むための性教育プログラムの開発や、生徒・教員調査、国際比較に基づく「性の多様性」教育の課題と実践について研究を進めています。また、多様な視点を取り入れながら知や制度を再構築する「ジェンダード・イノベーション」の観点を通して、より包摂的な社会や教育のあり方を探求しています。実証的調査を基盤に、多様性を尊重する社会の実現に貢献することを目指しています。

基礎類|准教授

加野 泉(カノ イズミ)

KANO Izumi

4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
10 人や国の不平等をなくそう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップ目標を達成しよう

キーワード

ジェンダー平等教育
包括的性教育
多様性と包摂性
ジェンダード・イノベーション

担当分野・プログラム

研究区分

社会学

研究テーマ

  • 北欧における民主主義教育とジェンダー主流化政策
  • STEM分野におけるDEI推進と包摂的制度設計
  • 日常知の可視化と社会的承認に関する研究
  • 認識的不正義と知識生産の社会学

メッセージ

技術の発展は、私たちの日常や社会のあり方を大きく変えていきます。そして、日常や人間関係が変化すると、教育のあり方も変わっていきます。では、その技術や教育にジェンダーやダイバーシティの視点が十分に取り入れられていなかったら、どのようなことが起こるでしょうか。特定の人にとって使いにくい製品や不利な制度が生まれたり、一部の人々の経験や存在が見えにくくなったりするかもしれません。ジェンダーや性教育の研究は、一部の人だけの問題ではなく、誰もが安心して学び、働き、暮らせる社会を考えるための重要な視点です。私は、実証的調査や国際比較を通して、多様な人々が尊重される社会や教育のあり方を探究しています。