加藤 禎人
KATO Yoshihito
混ぜる技術を科学するプロセス研究
化学製品、食品、医薬品など、どのような工場にも必ず「混ぜる」操作があります。混合は、反応を進めたり、熱を伝えたり、微生物を培養したりと、多様な目的で利用される重要な単位操作です。私は、この撹拌・混合技術を科学的に理解し、より高効率で省エネルギーな装置設計へつなげる研究を行っています。特に、オリジナルの新しい撹拌翼の開発(ホームベース型撹拌翼やAM翼など)に取り組み社会実装されているものもあります。また、実験室規模から実機までスケールアップに関わる研究も進めており、混合プロセス全体の高度化を目指し、広く一般向けの情報発信もしています。

担当分野・プログラム
研究区分
化学工学
研究テーマ
- HB(Home Base)翼の開発と生産設備への応用
- AM(Advanced Mixing)翼の開発と生産設備への応用
- 種々の撹拌翼の撹拌所要動力の測定と相関式の構築
メッセージ
2025年から2027年まで(公社)化学工学会の理事および東海支部長を務めています。かつては日本テレビ系「世界一受けたい授業」や「所さんの目がテン」に出演し、身近な現象を科学的に解説するなど一般向けの情報発信もしています。また、100社以上の企業から技術相談を受け、共同研究につながったものもあり、多くの企業で使われている技術もあります。硬式野球部の部長兼監督・愛知大学野球連盟の評議員も務めており、野球のホームベースから着想したホームベース翼は高分子合成や電池材料の混合など化学的な撹拌だけでなく、みその製造や培養槽などにも使用されており、社会に直接役立っています。化学工学はこのように直接目に見える学問ですので、ぜひ若い方々に興味を持っていただきたいと思います。
