金 銀珠
KIM Eunju
日本語文法の変化を読み解く研究
日本語文法を専門とし、日本語の構造や文法体系の歴史的変化について研究しています。近年は、特に、「が」「は」などの主語表示や、文と文をつなぐ複文構造に注目し、日本語の文法体系が時代の中でどのように変化してきたのかを明らかにすることを目指しています。また、係り結びの衰退や準体法の変化を通して、日本語における文の「構造の区切り」がどのように形成されてきたかも分析しています。研究では、古典作品や歴史コーパスを用いた実証的な調査に加え、歴史統語論や一般言語学の視点も取り入れ、日本語全体の文法変化を体系的に捉えようとしています。さらに、留学生に対する日本語教育にも取り組んでおり、工学系留学生の発表能力育成や、日本語入力支援教材の開発など、教育実践と研究を結びつけた活動も行っています。

メッセージ
日本語の文法や文の構造が、長い歴史の中でどのように変化してきたのかを研究しています。普段何気なく使っている「が」「は」などの助詞も、時代によって役割や使い方が変わってきました。こうした変化をたどることで、日本語という言語の特徴だけでなく、人がどのように情報を整理し、相手に伝えてきたのかも見えてきます。研究では古典作品や歴史資料を分析しながら、日本語を体系的に理解することを目指しています。また、留学生への日本語教育にも取り組み、多様な背景を持つ人々が日本語を通してつながる環境づくりを大切にしています。
