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量子ビームで解く材料機能の起源

私たちは、X線などを使って材料の中の原子の並び方を詳しく調べ、「なぜその材料が特別な性質を示すのか」を研究しています。材料の性質は、どんな元素が含まれているか、また原子がどのように並んでいるかによって決まります。例えば、電気をよく蓄える電池材料、熱を電気に変える熱電材料、力を加えると電気を生み出す圧電材料、次世代の構造材料など、さまざまな材料を研究しています。これらの材料の優れた性質の起源を探るため、独自に開発した解析手法も活用しながら、SPring-8(*)やJ-PARCといった国内にある世界最先端研究施設を利用して、原子の並び方や動きを詳しく調べています。

(*)SPring-8/J-PARC:大型の加速器を使って、物質を非常に詳しく調べることができる日本の研究施設

物理工学類|准教授

木村 耕治(キムラ コウジ)

KIMURA Koji

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

X線
中性子線
エネルギー材料
大型施設

担当分野・プログラム

研究区分

物性物理学

研究テーマ

  • 量子ビームで解析する高性能ピエゾ材料の構造とダイナミクス
  • X線/中性子を用いた元素添加による熱電変換材料の性能向上のメカニズム解明
  • 新しい元素選択構造解析手法の開拓

メッセージ

私たちの身の回りには、電池やスマートフォン、自動車など、社会を支える多くの技術があります。そして、それらの技術を左右しているのが「材料」です。材料研究の面白さは、原子レベルで物質を調べることで、まだ誰も知らない性質や現象を発見できるところにあります。実験結果から新しい仕組みが見えてきた瞬間には、「世界で初めてこの現象を見ているかもしれない」という発見の喜びがあります。未知に挑戦する科学の面白さを感じてもらえれば嬉しいです。