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分離分析・質量分析を用いてタンパク質や合成高分子を精密解析

我々の身の回りには多種多様な物質が存在しますが、その性質・状態を知るためには分析手法が欠かせません。当研究室では「分離分析」「質量分析」を基盤とする分析手法について基礎研究と応用研究を行っています。通常のタンパク質が変異した「異性化タンパク質」はアルツハイマー病や白内障などの「老化」と関連する物質です。我々は生体中の異性化タンパク質の網羅的分析法の開発を行っています。また、高機能材料開発やプラスチックリサイクルの高効率化に不可欠である「合成高分子の精密分析手法」の開発も行っています。他には、多くの検体を同時に分析し迅速な分析を実現させるため、通信工学の技術を応用した多検体同時分析質量分析法の開発も行っています。これらの成果は、健康管理・素材開発・リサイクル・環境科学など幅広い分野での応用が期待されています。

生命・応用化学類|教授

北川 慎也(キタガワ シンヤ)

KITAGAWA Shinya

3 すべての人に健康と福祉を
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう

キーワード

クロマトグラフィー
質量分析
イオンモビリティースペクトロメトリー
異性化タンパク質
合成高分子

担当分野・プログラム

研究区分

無機・錯体化学、分析化学

研究テーマ

  • イオンモビリティ-質量分析計を用いる異性化タンパク質の網羅的分析手法の開発
  • 合成高分子の新規精密分析手法の開発とその応用
  • 周波数分割多重化質量分析法の開発とその応用
  • マイクロ・ナノプラスチックの分析法の開発とその応用
  • イオンモビリティ-質量分析計を用いる生体成分の新規分析手法の開発

メッセージ

「ものつくり」には「つくる技術」が必要ですが、同時につくったものがどうなっているのか?本当に予定通りにつくれているのか?を知るための「分析する技術」も必要です。病気を治す前には病名・病状の診断が必要であり、この診断も「分析する技術」に支えられています。環境問題も状況を適切に判別するためには、汚染物質の種類や濃度などを「分析する技術」が不可欠です。普段はあまり意識することはありませんが、実は「分析する技術」は現在社会を支える基盤技術の一つなのです。我々は新たな分析技術の開発を通して社会に広く貢献することを目指して研究に取り組んでいます。