劉 暁旭
LIU Xiaoxu
レーザが拓く次世代スマート製造とトライボロジー革新
本研究で着目する『レーザ加工』は、材料を精密に切断・除去するだけでなく、材料表面の形や性質を精密に変化させ、新しい機能を生み出すための技術です。本研究では、このレーザ加工を用いて、材料表面の摩擦や摩耗を制御する研究を行っています。機械、自動車、医療機器などでは、部品どうしが接触して動くため、摩擦を小さくし、摩耗を抑えることが、性能や寿命の向上につながります。レーザによって表面に微細な構造を形成したり、表面の硬さや化学的性質を変化させたりすることで、低摩擦・高耐久な表面を創り出すことを目指しています。さらに、加工中に起こる現象を計測・解析し、得られたデータを活用することで、経験に頼らないスマートなものづくりへ発展させます。表面加工とトライボロジーを組み合わせ、環境負荷の低減と高性能な機械システムの実現に貢献します。

電気・機械工学類|助教
劉 暁旭(リュウ ギョウキョク)
LIU Xiaoxu
キーワード
レーザ加工
摩擦・摩耗
表面改質
炭素系硬質コーティング
スマートものづくり
担当分野・プログラム
研究区分
材料力学、生産工学、設計工学
研究テーマ
- レーザ加工による高機能な表面づくり
- 油中レーザ照射による低摩擦表面の開発
- 炭素系硬質膜の摩擦・摩耗メカニズム解明
- 超短パルスレーザによる高性能工具の創製
- 摩擦界面を観るその場計測技術
- AIを活用したスマートものづくり
メッセージ
ものづくりの未来を支える鍵は、目に見えにくい表面や界面の現象を理解し、自在に制御することにあると考えています。機械の中では、多くの部品が接触しながら動いており、そこで生じる摩擦や摩耗は、エネルギー損失や部品寿命に大きく関わります。私は、レーザ加工とトライボロジーを組み合わせ、材料表面に新しい機能を与えることで、より高効率で長く使える機械システムの実現を目指しています。一つ一つの小さな表面改質が、スマート製造や持続可能な社会につながる技術になると信じています。確かな技術に真心を込め、次世代へつながる価値を創り続けます。
