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ものづくり・物流産業の未来を支える次世代モーション制御技術

µm(マイクロメートル)レベルの精度が求められる精密電子部品の製造・加工装置から、高さ10 mを超える大規模な装置でありながら10分の1 mmレベルの精度で動く物流搬送機械まで、さまざまな産業機械を「速く・正確に動かす」ためのモーション(運動)制御技術を研究しています。これらの機械では、高速化と高精度化の両立が求められる一方で、動作時に生じる振動や摩擦がその実現を妨げます。また、高性能化に伴い制御設計は複雑化し、開発にかかる労力も増大するため、設計の効率化も重要です。そこで、機械の動作データを取得するだけで、高性能化と設計効率化を同時に実現する制御を自動的に設計する「データ駆動型モーション制御技術」の研究を推進しています。この技術により、人手不足が進む日本において生産性の向上と、未来の産業を支える基盤技術の創出を目指しています。

電気・機械工学類|准教授

前田 佳弘(マエダ ヨシヒロ)

MAEDA Yoshihiro

8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任

キーワード

データ駆動型制御
アドバンストモーション制御
摩擦モデリングと補償

担当分野・プログラム

研究区分

電気電子工学
機械力学、ロボティクス

研究テーマ

  • 連成振動系および摩擦系に対するデータ駆動型制御
  • データ駆動型高精度システム同定・応答予測
  • データ駆動型制御の知能化によるモーション制御の高機能化

メッセージ

生産年齢人口(15~64歳)の減少が進む日本において、技術立国の地位を持続・向上するためには、生産性の向上が喫緊の社会課題です。私たちが取り組むデータ駆動型モーション制御の研究は、これまで熟練技術者の知識や試行錯誤に依存してきた制御設計を、機械の動作データを活用した自動設計へと転換するものです。研究成果の一例として、従来は数時間を要していた設計を1秒以内で実現しています。この技術により、生産性向上と持続可能性の確保への貢献が期待されます。今後も産学共同研究を軸に、産業課題に根差した実践的な研究を推進し、その成果を社会実装へとつなげることで、将来の日本産業を支える基盤技術の創出に貢献していきます。