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摩擦と摩耗に挑むトライボロジー研究

トライボロジーと呼ばれる摩擦・摩耗・潤滑の科学を中心に、機械要素や設計工学に関する研究を進めています。特に、機械部品がどのように滑り、擦れ、損傷していくのかを理解するため、接触面の状態をその場で観察する計測技術や、摩擦・摩耗を予測するシミュレーション技術の開発に取り組んでいます。また、ゴムやソフトマテリアルの摩擦では、単一突起接触や局所的なすべり現象に注目し、摩擦が発生する初期過程を実験とモデル化の両面から解析しています。さらに、AIやCAEを活用して、表面形状、材料特性、潤滑条件と摩擦特性の関係を整理し、少ない実験から機械部品の高性能化・長寿命化につながる設計指針を導くことを目指しています。

電気・機械工学類|准教授

前川 覚(マエガワ サトル)

MAEGAWA Satoru

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任

キーワード

トライボロジー
摩擦・摩耗・潤滑
接触面その場観察
ソフトマテリアル
CAE・AI設計

担当分野・プログラム

研究区分

材料力学、生産工学、設計工学

研究テーマ

  • 表面の摩擦摩耗制御を利用した機械システムの高性能化
  • AIとCAEを活用した新しい摩擦摩耗予測シミュレーション技術の開発

メッセージ

私たちの身の回りには、自動車、家電、ロボット、医療機器など、多くの「動く機械」があります。これらの性能や寿命を大きく左右するのが、部品同士がこすれ合うときに生じる摩擦・摩耗・潤滑といったトライボロジーに関する現象です。私は、この接触面で何が起きているのかを見える化し、実験、シミュレーション、AIを組み合わせて理解する研究を進めています。摩擦を正しく設計できれば、省エネルギー化、故障の低減、機械の長寿命化につながります。小さな接触面の科学から、より安全で持続可能なものづくりに貢献したいと考えています。