牧野 友紀
MAKINO Yuki
地域と生活文化の社会学
社会学の視点から、地域に根ざした生活文化やそこで織りなされる社会関係のあり方を研究しています。日常の営みを詳細に記録して分析する「エスノグラフィ」という社会調査の手法を用いて、人びとが日々の暮らしの中で課題に向き合いながら、固有の生活文化や知恵をどのように紡ぎ出しているのかを解き明かすことが目的です。
これまでの活動では、食と農の地域実践、過疎化や災害といった困難を経験した地域における生活の再構築など、多様な現場で調査を行ってきました。社会の大きな仕組みの中では見えにくい、一人ひとりの微細な声や、市民が協働して日々の生活を維持・創り出していくプロセスを重視し、現場の文脈に即して丁寧に分析しています。

担当分野・プログラム
研究区分
社会学
メッセージ
工学や技術は、人びとの暮らしや価値観、社会構造へのまなざしがあってこそ真に活かされます。足元にある多様な生活のリアリティを深く理解することは、これからの技術者にとって重要な基礎教養だと考えます。
大学での学びは、一人ひとりの「生の語り」や生き方に触れる貴重な機会でもあります。他者を理解しようとする姿勢は、技術を人びとの暮らしに根づかせるための土台になります。技術が独り歩きせず、人びとの生活世界を支えるものとして機能するためには、多様な立場や価値観に眼を向ける社会科学の視点が欠かせません。激変する時代の中で、技術を豊かに実装していくための柔軟な視座を、ここで一緒に培っていきましょう。
