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分子集積で創る革新的“超分子”マテリアル

分子と分子が集まることで作られる分子の集合体のことを「超分子」といいます。聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は身近なもので、氷やシャボン玉なども超分子の一種です。そして何よりも、我々の体の中で機能しているDNA・タンパク質・細胞膜といった物質のほとんども超分子です。生物の機能は身近ながらも、とてつもなくスゴイ機能がたくさんあります。例えば、酵素は複雑な分子を超高速・高効率で作り出すことが可能であったり、抗体は細菌やウィルスなどの病原体を無効化することができます。私たちは新たな分子を設計・合成し、それらを巧みに集積させることで、タンパク質のような構造・機能を持つ「超分子」を構築してきました。そして、これらの研究を発展させ、生体内に見られるスゴイ機能を人工的に再現した革新的「超分子」マテリアルの開発を目指しています。

生命・応用化学類|助教

松原 翔吾(マツバラ ショウゴ)

MATSUBARA Shogo

3 すべての人に健康と福祉を
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

超分子化学
生体関連化学
ペプチド
バイオマテリアル
ソフトマテリアル

担当分野・プログラム

研究区分

有機化学
高分子、有機材料
生体分子化学

研究テーマ

  • ペプチドを基盤とした機能性超分子ナノ構造体の創製
  • ペプチド-クロロフィル複合体を用いたナノマテリアルの構築

メッセージ

研究は実験によって得られる結果を多角的に捉えることが非常に重要だと考えています。研究を進める上で狙い通りの結果が出ないことは多々ありますが、それを“失敗”と捉えるのではなく、別の視点から見ると“成功”かもしれません。もちろん、狙い通りの分子を設計し、狙い通りの超分子を作り出すことも大切です。しかし、超分子の研究は予想外の結果が得られることが多いです。そこで、その偶然を見逃さない観察眼を養い、偶然を必然に変える探究心を研ぎ澄ますことで新たな材料の創製に挑んでいきたいです。