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ヒトとは何かを自然科学の方法から探る

ヒトの本性について、進化的な視点から研究しています。主に対象としているのはヒトの社会性、なかでも利他性です。なぜなら、私たちヒトの高度な利他性は他の動物種にはみられない特徴であり、またそれによる協力のおかげで、私たちは現在のような繁栄を手に入れることができたからです。具体的には、心理学や行動学の方法を用いて実験や調査を行っています。さらに、このような視点から現代におけるコミュニティの現状とあり方について考察しています。また、ヒトが示すさまざまな認知バイアスの適応的な意義についても研究しています。これらを通じて、自然科学的・実証的な方法により「私たちヒトとはどのような存在なのか」ということを明らかにすることを目指しています。

基礎類|教授

小田 亮(オダ リョウ)

ODA Ryo

3 すべての人に健康と福祉を
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを
13 気候変動に具体的な対策を
16 平和と公正をすべての人に

キーワード

自然人類学
比較行動学
進化心理学
認知バイアス
コミュニティ工学

担当分野・プログラム

研究区分

個体レベルから集団レベルの生物学と人類学
心理学

研究テーマ

  • 利他行動
  • 進化的視点からの認知研究

メッセージ

技術は人が使うものであり、人を幸せにするためにあります。ということは、単に技術を開発するだけではなく、同時に人間とは何か、人間にとっての幸せとは何か、といったことも考える必要があるわけです。約600万年前にアフリカで起源した人類はその大半の歴史を狩猟採集民として暮らしてきましたが、現在は地球のあらゆるところに分布し、地球環境を左右するほどの高度な文明を築いています。環境破壊や戦争、差別、排外主義などの様々な問題を抱える現代において、自らを動物の一種として認識し、その心について進化的な視点から研究することは極めて重要であり、よりよい社会を構築することに貢献すると考えています。