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ナノ世界を解き明かす計算物性の挑戦

コンピュータを使って材料の性質を予測する研究を行っています。特に、ナノテクノロジーに関係する材料を対象に、さまざまなシミュレーション手法を開発しています。さらに、スケールが異なる時間や空間で起こる現象をまとめて扱う「マルチスケール・ハイブリッドシミュレーション法」の開発にも取り組んでいます。開発した実用的なシミュレーションコードを用いて、スーパーコンピュータなどで大規模な計算を行い、材料の諸物性を解析・予測します。これにより、新しい材料の設計やナノテクノロジーの発展に貢献することを目指しています。

物理工学類|教授

尾形 修司(オガタ シュウジ)

OGATA Shuji

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

接着界面
固液界面
有機無機界面
強誘電体
マルチスケール計算

担当分野・プログラム

研究区分

ナノマイクロ科学
物理化学、機能物性化学
無機材料化学、エネルギー関連化学
高分子、有機材料

研究テーマ

  • 金属と樹脂との接着に関する機構解明
  • 異種材料界面での酸塩基相互作用に関する計算
  • 湿潤環境での材料・分子の(脱)プロトン化状態の理論予測
  • ペロブスカイト構造を持つ鉛フリー強誘電体の分子動力学シミュレーション

メッセージ

産業で利用される物質を材料と呼びます。材料の技術は、目に見えないスケールでの技術(ナノテク)が主流となっていますが、材料を構成している原子や電子は小すぎて見たり触ったりすることができません。私が研究開発している「材料のシミュレーション」は、物理学の理論に従ってコンピューターで計算することで、目に見えない原子や電子を、数値や仮想画像として表すことができます。計算量が多すぎて実現できない現象もまだ多いのですが、色々と工夫して初めてシミュレートできるとワクワクし、また実際に材料の開発に役立つと嬉しくなります。