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人の見え方をコンピュータ上で再現し、拡張する研究

計算機上で人間の視覚を再現し、さらにその能力を広げることを目指す研究を行っています。人間の眼は優れたセンサであり、そこから得られた情報は脳によって処理され、多様な視覚機能が実現されています。本研究ではこうした仕組みを単に模倣するだけでなく、より効率的かつ効果的に視覚機能を実現することを目指しています。例えば、現在の画像撮影に用いられるカメラは、人間の眼に近い構造を持ち、人間が見たものと同様の情報を記録するように設計されています。しかし、それは必ずしも計算機による視覚処理に最適化されたものとは限りません。本研究ではこのような撮影の段階から視覚の仕組みを再検討することで、人間の視覚を再現するだけでなく、それを超える新しい視覚の実現を目指しています。さらに、人間の視覚特性を踏まえた情報の提示方法についても検討し、取得から提示までを一体として考えることで、より効果的な視覚体験の実現を目指しています。

情報工学類|准教授

坂上 文彦(サカウエ フミヒコ)

SAKAUE Fumihiko

3 すべての人に健康と福祉を
9 産業と技術革新の基盤をつくろう

キーワード

コンピュータビジョン
コンピューテーショナルフォトグラフィ
画像処理
パターン認識

担当分野・プログラム

研究区分

人間情報学

研究テーマ

  • コンピュータビジョン・画像処理
  • コンピュテーショナルフォトグラフィ・ディスプレイ
  • 光線に着目した画像情報処理

メッセージ

人間の情報処理の多くは視覚に依存しており、コンピュータビジョンはAIの中でも特に重要な技術の一つです。その発展により、私たちはこれまで以上に多くの情報を「見る」ことができるようになってきました。しかしその一方で、「見えすぎること」による問題も顕在化しています。例えば、プライバシーの侵害や、意図しない情報の取得・利用など、人間の視覚をそのまま拡張するだけでは対応できない課題が生じています。このような状況においては、単に人間の眼を模倣するのではなく、何をどのように見るべきか、あるいは見ないべきかまで含めて設計された、新しい視覚技術が必要とされています。その実現に向けて、「見ること」そのものの再設計に取り組んでいます。