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衝突現象で読み解く太陽系進化

固体地球科学や惑星科学の視点から、太陽系の小天体で起こる衝突や摩擦などの現象を研究しています。特に、氷でできた天体表面での衝突過程に注目し、どのような物質変化が起こるのかを実験やモデルを通して明らかにしようとしています。現在は、彗星の表面に一時的に形成される「温かい衝突湖」で起きうる水質変成を手がかりに、巨大ガス惑星が過去にどのように移動したのかを読み解く研究を進めています。また、宇宙で見られる衝突や摩擦の現象を、機械材料やトライボロジーの知見と結びつけることで、地球上の材料研究にも応用できる新たな視点の獲得を目指しています。太陽系の成り立ちと物質進化の理解につながる研究です。

電気・機械工学類|助教

笹井 遥(ササイ ハルカ)

SASAI Haruka

9 産業と技術革新の基盤をつくろう
12 つくる責任つかう責任

キーワード

高速度衝突
トライボロジー
雪氷
太陽系小天体
惑星科学

担当分野・プログラム

研究区分

地球惑星科学
材料力学、生産工学、設計工学

研究テーマ

  • 氷天体表面における高速衝突現象によるクレーター形成過程の解明
  • 固体材料の高速変形場の可視化および機械的特性のモデル化
  • アルミニウム圧延加工における潤滑油の動的濃化現象の可視化

メッセージ

夜空に見える彗星や小惑星は、太陽系がどのように生まれ、変化してきたのかを知るための「時間のカプセル」です。 天体同士の衝突によって起こる物質の変化を調べ、 太陽系初期に巨大惑星がどのように移動したのかを解き明かそうとしています。 また、宇宙で起こる衝突や摩擦の現象を、地球上の機械材料や摩擦研究にも結びつけることで、新しい材料開発への応用も目指しています。宇宙への純粋な好奇心と、未来の技術につながる可能性の両方を大切にした研究です。