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鋼構造の安全性を高める構造性能研究

建築構造・材料分野を専門とし、鋼構造を中心とした構造システムの性能評価と設計法の高度化に取り組んでいます。乾式接合を用いた新たな構造システムの開発を進めるとともに、鋼構造の柱梁接合部や柱部材の構造性能を実験・解析の両面から検証しています。また、高力ボルト接合部およびボルト接合の力学的挙動を明らかにし、安全で合理的な設計法の確立を目指しています。さらに、スチールハウス(2.3mm未満の薄板を構造材に利用)の設計法の構築にも取り組み、鋼構造の特性を生かした耐震性・施工性・経済性に優れた建築の実現に貢献することを目標としています。

社会工学類|教授

佐藤 篤司(サトウ アツシ)

SATO Atsushi

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任つかう責任

キーワード

鋼構造
耐震設計
構造工学
軽鋼構造
アルミニウム建築構造

担当分野・プログラム

研究区分

建築学

研究テーマ

  • 軸力と曲げを受ける部材の力学挙動の解明
  • 溶接の利用を最小限に留めた鋼構造柱梁接合部の開発
  • 薄板軽量形鋼を用いた構造システムの開発
  • 乾式接合を用いた鋼構造骨組の設計法

メッセージ

日本は、台風や地震などによる自然災害が頻発する国です。こうした自然災害による被害を抑えるためには、「被害抑止力」と「被害軽減力」の両方を高め、防災力を向上させることが重要です。「被害抑止力」とは、例えば耐震性の高い建物を整備し、地震が発生してもその揺れに十分耐えられるよう設計することで、被害そのものを防ぐ力を指します。

私の研究活動は、この「被害抑止力」の向上を目的とし、建物の耐震性能を高めるための研究開発に取り組んでいます。しかし、建物の建設には多くの費用が必要となるため、高い耐震性能を実現するだけでなく、経済性にも配慮することが求められます。また、建物は現場で施工されるため、施工性を考慮した設計も非常に重要です。

そのため私は、「耐震性・施工性・経済性」の三つの要素のバランスを重視しながら研究開発を進めています。これらを高いレベルで両立させることで、実社会で広く活用され、人々の安全・安心に貢献できる技術の実現につながると信じています。