島 孔介
SHIMA Kosuke
AIとデータ分析で支える技能習得と見守り
医療機器の位置や稼働状態を把握するためのモニタリングシステムの開発に携わるとともに、人工知能を活用した技能習得支援の研究を進めています。スマートフォンの加速度センサを使って動きをデータ化し、人工知能が指導者の評価を学習することで、自主練習の効率化を目指しています。また、時系列データの解析にも力を入れており、部屋間の移動データから異常度を算出して独居高齢者の見守りに活用したり、CNC加工機の制御信号から刃具の状態を分析して交換時期を推定したりする取り組みも行っています。さらに、BLEビーコンを用いたかんばん方式のデータ化や、CNC加工データの刃具ごとの分割など、ものづくり現場のスマート化につながる技術開発にも取り組んでいます。
担当分野・プログラム
研究区分
人間情報学
応用情報学
人間医工学
スポーツ科学、体育、健康科学
研究テーマ
- 少数センサによる全身動作の潜在表現学習
- 時系列深層学習による技能評価の自動化
- 熟練動作の特徴抽出と技能伝承支援
- ユビキタスセンサによる行動・状態・環境統合理解
- 動的ネットワーク可視化と身体・相互作用解析
メッセージ
少子高齢化や熟練労働者(職人さん)の減少が進む中、高度な技術や伝統工芸品を失ってしまわないために、技能の継承や評価を効率的に行う仕組みが重要になってきています。
これまでの技能指導は、指導者に見てもらう必要があること、また指導者の経験や主観に依存する部分が大きく、評価基準のばらつきや指導負担の増大が課題でした。
そこで私は、センサやAI技術を用いて技能動作を定量的に分析・評価することで、客観的かつ再現性のある技能評価を目指しています。また、熟練者の動き方をデータとして蓄積・可視化することで、高度な技術の継承を効率化し、失われる技術のない世界を目指しております。
